「36年間熟成の焼酎 発売」

岩波酒造 創業150周年記念。深い味わいと香り。

 岩波酒造(松本市)は1日、36年間熟成させた焼酎「岩波 AGING IWANAMI (エイジングイワナミ)」を発売した。長期熟成により深い味わいと香りの焼酎に仕上がった。来年迎える創業150周年を記念した商品の第一弾として、県内の酒販店などで数量限定で販売する。

 日本酒を造った後に残る酒粕が原料。「粕取り焼酎」や「酒粕焼酎」と呼ばれ、1985(昭和60)年に製造した。小岩井昌門専務によると、当時は焼酎ブームで各地の酒蔵が粕取り焼酎を造っていたという。先代の社長の判断で、創業150周年を見据えて長期熟成していたという。

 「熟成により、製造直後のアルコール特有の辛みが、甘みのある味わいになった」と小岩井専務。遮光されて比較的温度が一定に保たれる酒蔵の一室で保管してきた。透明だった液体は、ほのかな黄金色に。小岩井専務は「当時のコメや水の味わい、酒造りに思いを巡らせて楽しんでもらえたらうれしい」という話している。

 300ミリリットル入り、税込990円。

『信濃毎日新聞』(2021年11月2日(火)号) p.11より引用。 

日記

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