良い方向へ、良い方向へ。

零ノ参式 (普通酒) と1873-02 (純米吟醸)

 昨日2019年7月17日は松本周辺の酒蔵が一斉に集まり、今年できたお酒の保管状況をチェックされる「飲みきり」という勉強会が行われました。

 春の初め頃にその年の新酒の出来を見るのが「新酒研究会」、数ヶ月後そのお酒の保管状況を見るのが「飲みきり」というわけです。

 岩波酒造は、検査用のお酒の他に、市販酒として写真にある「無濾過蔵出し 岩波 零ノ参式 (こちらは今年の酒ではなく、今年まで寝かせたお酒を先日詰めたという表現が正しいです。)」「1873-02 純米吟醸 一回火入れ (こちらは今年の酒)」を持って行きました。

 結果。鑑定官の先生から、今年の酒の出来に関して、大いにお褒めの言葉をいただけました!!新型洗米機の導入をしたこと、麹菌の工夫をしたこと、そして杜氏・蔵人が醸造協会のWeb講座等々で勉強しまくっていること等は良い方向へと向かったようです!

 また、市販酒の「1873-02 純米吟醸 一回火入れ」についての評価も、先生に大変褒められたようで、今後の岩波の酒質の向かいたい先は間違っていないぞという力強い後押しをいただいた結果となりました!!

 僕もこっそりといただいたのですが、瓶詰めした春先頃に少し気になっていた苦渋味も、夏になり見事にスッと消え、旨味がきちんと出るバランスとなっており、贔屓なしに今本当にうまいです。まさに湿気が高まる夏本番に冷酒でグイッと行っちゃってください!

 これからも良い方向、良い方向へと突っ走りますー。