岩波、夏の酒粕 大量生産中。

 酒粕をご存知ですか?酒粕とは、モロミから日本酒を搾った後に残るものです。冬には板粕として販売され、粕汁、酒粕甘酒を造るなどして親しまれています。

 一方で、夏まで冷暗所にあるタンク内で熟成させた柔らかくなった酒粕というのも存在します。写真の酒粕がそれです。

 これらはウリを漬けて「奈良漬」、塩麹のように魚や肉に漬けて味わいを増やすという使用方法があります。

 ただ、こうして調理方法・材料として確立されているのは、長野県、岐阜県、奈良県等々の一部の都道府県のみらしく、他の地域の酒蔵では酒粕は産業廃棄物として捨てられる運命にあります。(勿体無いー。)

 そんなわけで、我々岩波が造っている日本酒は捨てる部分がないんですよ。夏の間は、これを袋に詰める作業に終われる酒蔵の毎日です。スーパーや酒屋さんで見かけたら是非、買ってみて、美味しい料理に挑戦してみては?

 近いうちに、夏の酒粕の美味しい使い方をレクチャーしたいと思います。お楽しみに!!