鏡花水月 吟醸

当たり前の丁寧な造り

岩波酒造の29BY現在の造りでは、生産量が多い「佳撰」と「上撰」お酒の酒米には最新の連続蒸米機を使用し、純米酒と吟醸酒の酒米には単独の甑を使用しております。どちらの機械が良い・悪いではなく、造りたいお酒、量、使う米の状態、そして蒸米機の特性を押さえた上で、最適な蒸し方ができているかということが重要になってきます。つまり、甑を使えば美味しくなるという話ではなく、例えば少量仕込みで作るお酒の場合、米に対して最も負担をかけずに造ることができる方法は何かと考え、最善の選択をしているにすぎないというわけです。

そして同様に、麹米を作る上でベストな方法は何かと考え、岩波酒造では使用する全ての麹米を、徹底した温度湿度管理がなされた麹室の中で、繊細な手作業をすることを選択しております。結果、全ての麹米を均一に作ることを実現しており、酒質の向上に一役買っています。

「鏡花水月 吟醸」もベストな方法は何かという試行錯誤の結果あるいは過程で、現在の当たり前の丁寧な造りが選択され、毎年毎年醸し出されています。

ブレンドしてます。

市場を見渡せば、一つ銘柄のお酒に、一つのタンクしか使わないというものが多くあります。そしてそれがとても大きなアピールポイントにもなってる銘柄が多くあります。実際、岩波酒造でもアピールはしてはいませんが、そうした造りをしているものがほとんどなのです。では、日本酒にとってブレンドは悪いものなのでしょうか?

ブレンドと聞くと、ウイスキーの原酒、コーヒー豆、紅茶の葉などが思い浮かぶことと思います。これらのものはなぜブレンドされるのでしょうか?大量生産をする企業の事情で言えば、全国にいくつもある蔵や生産工場で作られたものに生じる差異をブレンドにより消し、どこで買っても同じ味にしたいということがあります。それ以外にも、混ぜ合わせるもの同士の良さを活かしあい、悪い点を消し合うという本来の目的であることは押さえておかなくてはなりません。よって悪いイメージを持つ人も多くいるかもしれませんが、目的と結果をみるとブレンドも結構悪くないものです。

そして「鏡花水月 吟醸」の場合、そもそも岩波酒造は大量生産でもないですし、自醸造100%で一つの施設内で全てのお酒を生産しているため、目的としては、二つのお酒の良いところを高め合うことを目的としていると言えます。実際、「鏡花水月 大吟醸」と「鏡花水月 純米吟醸」という二つのお酒をブレンドして作っていますから、大吟醸の繊細な香りと凛とした味わいに、純米吟醸の骨太な旨みが加わり、お互いに補い合うことにより、美味しい酒が出来上がっております。

29BY 鏡花水月 吟醸

29BYの「鏡花水月 大吟醸」、「鏡花水月 純米吟醸」は、ともに口に含む前から飲み干したあとまで嫌な香り味を感じさせない、非常に綺麗な酒となっております。そんな二つのお酒をブレンドして、生まれた「鏡花水月 吟醸」ですが、両者の香りと旨みを互いに高め合い、結果大変に満足する味わいになっている。ブレンドを担当している蔵人の舌と鼻の鋭さに驚くばかりです。

是非、一から作る余力があるにも関わらず、わざわざ特殊な造りをしている、このユニークな「鏡花水月 吟醸」。お試しください。

「鏡花水月 吟醸」は、岩波酒造公式オンラインショップでも24時間ご注文承っております!!

吟醸720ml, 1800ml
アルコール度数15.3
日本酒度+2
酸度1.4
保存方法常温
味わい香り上品、適度な酸味、うま味しっかり、キレ良し
飲み頃温度冷酒、常温
原材料名米, 米麹, 醸造アルコール
使用米山田錦, ひとごこち
精米歩合山田錦: 39%
ひとごこち: 59%
使用酵母協会酵母1801号, 901号, 1601号